プロフィール
【主宰 金澤 ゆりえ】
好きな言葉:今日の我に明日は勝て
星座:うお座
アメリカ留学中、北米最大を誇るクリパルヨガセンターにて、ボディワークとヨガを学ぶ。帰国後、東洋医学治療院にて院長秘書の傍ら、国立京大、名大との気に関する共同研究に参加。心身一如の考えに共感し、心理学の実践的技法である交流分析、脳へ直接アプローチできるアロマセラピーなどを学び、ホーリステック的視点からアンチエイジング・ロコモ(運動器障害)ケアをヨガに取り入れている。
奈良市男女共同参画センターヨガ講師、奈良県女性経営研究会(WIN)副会長、女性の自己実現に積極的に取組み、2012年8月発足の奈良市あすなら起業の会「やまとなでしこ」初代会長に就任。
1.クリパルヨガとの出会い
【アメリカ留学】 20代からサイコドラマや交流分析(TA)のワークショップに参加して、自分と向き合うことにのめりこんでいた私は、とうとう西洋のカウンセリングワークショップを学びたくて、アメリカ西海岸のシアトルに留学しました。
1年間の語学研修が終了した後、東海岸のボストンに住んでいる友人を訪ねた時に、クリパルセンターの存在を知りました。
【ボストンにて】 その頃のボストンは、自然食のマクロビオティックや東洋のエクササイズや治療法をいち早くとり入れた町でした。英国から多くの人たちが移住して最初に作られた古都、ボストン。その歴史ある町に、日本語の看板が多く見られました。
アメリカの心理学に憧れをもって留学してきたのに、アメリカ人が日本の文化や生き方を模索している、それには日本人として少し誇らしい気持ちを持つことが出来ました。
元々、カラダとココロに関心が高く、大槻ヨガや佐保田鶴治先生がご自宅で開催していた禅ヨガ道場に通ったりしていたので、自然の成り行きのようにクリパルセンターへとつながっていきました。
【修行道場クリパルセンター】1985年のクリパルセンターは、まだグル(ヨガ指導者)のいるアシュラム(修行道場)でしたが、すでにヨガ教師の養成やボディワーカーの養成プログラムを持つセンターでした。
クリパルヨガ教師養成を受けた後、ボディワーカー養成集中プログラムを継続して受けました。
私には、ここに住んでいる人達がまるで天使のように見えました。芝生をゆったりと歩く姿。談笑しながら、数人で散歩している姿
たった一人の日本人、1年間英語を学んだとはいえ、まだまだたどたどしい英語で受け答えしている私を受け入れ、卒業できるまで皆でサポートしてくれたのです。
人生で一番ウキウキ、ワクワクした心踊る空間でした。こうして、クリパルセンターは私にとって「心の故郷」となったのです。
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・ヨガティチャートレーングを一緒に学んだフレンド | ・ヨガティチャートレーニングを終えてのエンディングセレモニー | ・セーバープログラム(食事下拵えチーム)で 奉仕生活 |
【クリパルヨガ(kripalu yoga)とは?】
アメリカ、東海岸のボストンから車で2時間ほどの自然に囲まれたレノックスという小さな町にあるクリパルセンターがクリパルヨガの地です。
1985年のクリパルセンターのヨガインストラクター養成コースを受講した時に、この世のものとは思えぬ感覚を得ました。そこで生活している人々は、まるで翼を持った天使のように感じられ、異国の人である私に心をオープンにして関わってくれたのです。
北アメリカでは、最大で最も確立されたヨガ体系をもっています。クリパルヨガは、ポーズを簡単につくるためのスキルだけではない、自分と向き合うツールとして、自らを耕していきたい人のためのヨガスタイルです。
マサチューセッツ州にあるクリパルセンター
2.小宇宙、大宇宙に出会う
【父危篤】 『クリパルセンターでずっと暮らしたい』とLST(ライフスタイルトレーニング)コースで、クリパルで奉仕をしながら、ヨガ生活を続けていたのですが、「父危篤」との知らせで帰国しました。
その後、日本でヨガのインストラクターにすぐなることも考えましたが、私のココロやカラダに対する興味はまだまだ衰えることなく、「心身一如」の言葉に惹かれ、東洋医学治療院に勤めることにしました。
【東洋医術家との出会い】 ちょうどその頃創刊された就職情報誌「とらばーゆ」で見つけたのですが、「何と、マッサージを学びながら、お給料もくれる」という超ラッキーな就職だったのです。
もっと驚いた出来事は、院長が盲目でありながら、超能力的なパワーを持った方ということでした。信貴山で千日行を満願し、僧籍をもち、西洋医学や易学にも精通したエネルギーのかたまりのような方でした。
院長先生は、西洋医学で見放された方々のため、寝食を忘れ、全財産をかけて難病治療確立に取り組んでいたのです。
水や石に秘められた治療エネルギーの研究を、鍼灸の先生方と夜の更けるまでしていらっしゃいました。
数年で、自分のやりたいヨガやカウンセリングの道に戻ろうと思っていましたが、私の思惑とはうらはら、まるで修行僧のような厳しい14年間を私はこの治療院で過ごしました。
この治療院で、東洋医学のすばらしさ、目に見えないものの力、大自然や宇宙と人間とのつながりなど、死に直面した患者さまを通して学ばせていただきました。
桂三枝のニュースコロンブスに出演の院長先生
3.ココロ・カラダ・タマシイをひとつながりに・・・
【美しいヨガ】 生徒さんたちにヨガを指導しながら、いつも感じる事。
『ほとけさまのように美しいなぁ。・・・』
腹筋プルプル、インナーマッソル(深層筋)を鍛える。
からだ中を満たすくらいの深呼吸をしながら、アライメント(骨格の整列)を整える。
アーサナポイント(ポーズを作るときに意識するカラダの部位)を心を向けながら、アーサナ(ヨガのポーズ)に入る。
「いま、ここでの」体験に身をゆだねている姿は、眩いばかりの美しさをかもし出しています。
ココロとカラダを一つにすること。
ココロとタマシイをつなぐこと。
タマシイと自然、宇宙をつなぐこと。
【日常に活かすヨガをめざして】 クリパルで私を支えてくれた天使たちのように、東洋医学の真髄を駆使して難病に立向かい多くの人達を治癒に導いた院長先生のように、今度は私が、今までの学んだ全てを多くの人たちと共有するときがきました。
現在20代から70代の女性の方々が、「自分らしく輝いていく」ためにココロとカラダの自分磨きをすでに始めています。
一歩を踏み出すと、新しい世界が広がっていきます。勇気を出して、チャレンジしていきましょう
奈良市男女共同参画センター(あすなら)主催 「女性のためのヨガ入門講座」より